2020年5月10日 朝日新聞 (全国版)に、当院の在宅医療が特集されました。
当院の在宅看取りを行った患者さんのことが、社会面に大きく取り上げられました。
この特集の背景には、COVID-19（新型コロナウイルス感染症）の影響があります。感染拡大防止のため、非常に多くの病院で、入院患者さんの面会・お見舞いが制限されています。残された時間が少ない御高齢の患者さんや末期の患者さんであっても例外はなく、家族と会える時間を作ることがほぼ出来ない状況です。
このことから、最期の大事な時間を病院で過ごすことを決めていた患者さん、ご家族であっても、「このまま会えないのは辛い」「やっぱり家で家族みんなで過ごしたい」「家でみんなの顔を見ながら、食事を食べたい」。
患者さん・ご家族に、かけがえのない時間を過ごしていただくために、在宅医療はあります。
「家で過ごす」という選択肢を、一人でも多くの方に知ってもらえること、それが私たち在宅医療に携わる者の使命です。
